
先日、講座を開催しました。
今回はただ私が話すだけではなく、
参加してくださった皆さんの「今の子育ての悩み」や「お子さんの様子」について、
お話を聞かせていただく質疑応答の時間を取りました。
SNSや本、いろんな情報があふれている時代。
でも、やっぱり気になるのは
「目の前の我が子の困りごと」
小さな違和感、ふとした不安。
それはきっと、誰かの言葉ではなく、
自分の感覚で気づくものかもしれません。
どんな様子なのか、どんな行動が気になるのか。
お母さんが困っていることは?
お子さんが本当は伝えたい、その行動からのメッセージは?
ひとつひとつ、丁寧に聞かせてもらいながら、
その奥にある気持ちや背景を一緒に考えていく。
そんな時間を、参加者みんなでつくっていきました。
今回は、保育士さんや看護師さん、
作業療法士さんや言語聴覚士さんなど、
様々なお仕事をされている方も参加してくださいました。
だからこそ出てくる視点や
あたたかいまなざしに、私自身も
たくさん学ばせていただきました。
こどもたちの行動って、
ときには大人を困らせることもあります。
だけど、もしかしたらそれは「SOS」や
「気づいてほしいな」というメッセージかもしれません。
そのサインを、どう受け取るか。
それはやっぱり、大人の心の余白や
余裕があるかどうかが大切です。
今回の講座は、15名の予定が満席となり、「聞いてみたい」とお声かけくださった方のためにギリギリまで申し込み枠を開けてもらい、
講座終了後も対応をしている今です。
アーカイブ視聴もご希望をいただいているので、
サロン内の準備が整いましたらまたご案内させていただきますね。
そして、この講座を終えたあと、
わたしの中で感じたこと、
それは、
「本当に受け取りに来てくださった方には、ちゃんと届いたんだな」
という思いでした。
どんなに伝えたくても、どんなに準備しても、
心の扉を開いてくださった方にしか、
きっと言葉は届かないのかなと思います。
だからこそ、今回出会えた方たちとの時間が、かけがえのないものになりました。
自分で決めて、ここにきてくださる方との
一つひとつのご縁が大切です。
私は、自分の持っているものが、誰かの心を少しでも軽くしたり、あたためたりできるのなら、
それが幸せです。
何かを手に入れることだけが幸せじゃなくて、
自分の中にあるものを、そっと誰かに渡せたとき。
そんな時こそ、心が温まります。
この場をつくることができたのは、お声をかけてくださった方々、
そして参加してくださったみなさんのおかげです。
本当にありがとうございます。
これからも私は、私だからできることを大切に、
目の前に来てくださる親子の毎日に、
小さくてもあたたかいものを残せるように
ここに来てくださる親子の
笑顔と幸せをたくさん作れたらと思います。