私が普段、こどもと関わる時に
あゆみ先生がどんなことを
意識していますか?と聞かれることがあり
改めて考えてみました。

無意識でしていることで
考えないと出てこなかったのですが
意外と出て来たので
5つをお話したいと思います。
その5つはこちらです。
・対等になりすぎないこと
・相手の状況と言語に合わせること
・先生と思わせないこと
・ありのままの本来の自分で過ごしてもらうこと
・心地の良い空気作り
1つずつ、お話をしてみようと思います。
まず1つ目は、
【対等になりすぎないこと】
大人は、
何かに追われている時、こどもが
やってほしいのにやってくれない時、
思い通りに動いてくれない時など、
イラっとする時、言葉が強くなったり
相手を動かせようとしますよね。
こどもが少し大きくなると
口も達者になってきて、言い返すようになります。
そうなってくると、自分のモヤっとを
解消しようとしたり、晴らしたくて
言葉が強くなったり命令、指示になります。
でも、子どもたちは明らかに自分よりも
生きている年数は少なくて、
経験も少なくて、知っている言葉数も
表現の幅も自分よりは少ないのですよね。
なので、対等に喧嘩をしたり
言い合いをしている姿は、
大人がないし、自分をまず自分で
整えるべきです!笑
大人が自分の感情や都合、機嫌を
優先させないことがポイントです。
しかし、体調の悪い時は仕方がない。。
きちんと説明をして
わかってもらうことも大切。
そして、
相手が小さいお子さんならば
自分が子どもになった気持ちで
対等に接する場合の対等は
とても良いことです◎

2つ目は、
【相手の現状と言語に合わせること】
例えば、今こどもが目の前にある
靴を、長いこと揃えていたとします。
パパの靴が揃えられていなかったのを見て、
全部の方を同じ向きに
綺麗に揃えてくれているところに

それを知らずに「いつまで
玄関にいるの?早く手を洗って!」と
言ってしまうのは、相手の状況を
全然見ておらず、こちらの都合を
押し付けていますよね。
言語を合わせるというのは、
そのこどもの今の言葉の数が
どれだけあるかということ。
大人がなんとなく使う言葉を
こどもは理解しているかが大切です。
息子によく言われる言葉があり、
「結構ってなに?」
「とりあえずって?」
「一旦って?」
「サッと!」とってどういうこと?」
「パパッと!があったら
ママッと!もあるの?」
と、時を止められて
説明の仕方を考えることがあります。笑

伝わる言葉でわかりやすく、
引っかかる言葉がなく、ストレートに
伝えたいことが伝わるようにしています。
その子が持っている言葉のレパートリーや、
言葉の使い方を普段からよく聞いて、
近くにあるよく使う言葉を使っています。
3つ目は、【先生と思わせないこと】
先生って、どこかですごい人という
イメージができやすいものだと思うので、
私のところでは
子どもたちに威圧感を与えないようにしています。

大人にとってもそこが
職場にならないように
一緒に過ごす探求の場所と
ワクワクする場所であることが
私にとっても 大切です。
先生って”先を生きている”だけで
先生が言っていることが絶対
正しいとは限らないし、
いつも教えてくれるのはこどもたち。

こどもの発言や行動、活動を
発展させていく姿を見て、
あ、次はこれを出そう!と
動かされているので、私にとって
教えてくれているのはこどもたちです。
4つ目は、
【ありのままの自分で過ごしてもらうこと】です。
緊張したり、構えたりせずに、
楽しい時間を過ごして、
“また行きたいな♡”と思ってもらえたり
ここでの時間が幸せと思ってもらえて、
こどもの人権が守られる場所でありたいと思っています。
失敗も許される場所で
たくさんの学びができるように、
無理して頑張ろうとしたり
やりたくないのにやるよりも、
自発的にやりたい思えることを目の前に
自己選択をして探求する
その先に、その子の今の発達や
興味が見えるのがあります。
飾らずに、ありのままでいられるようにしています。
そして、私自身も、ありのままでいるようにしています。
先生と言う意識ではなく、
助けて欲しい時、教えて欲しい時に
そこにいてくれている人
くらいになるようにしています。
5つ目は、【心地の良い空気作り】です。
今まだ話して来たことと全て繋がるのですが、
自分が認められている場所で、
自分の心地良いなというテンポと
失敗と挑戦が許される安心できる環境でこそ、
本来の自分でいることができて、
自分が落ち着くなぁ。と思う場所や
その周りにいる人、
その感覚がどんな時なのかを
知ることができると思うので
緊張していて、ドキドキする時の鼓動と
真逆の落ち着いて楽しいなと思える
自分の心地良いテンポを感じて欲しいです♪
それは、全ての条件が揃って初めて
生まれるものだと思うので、
私の意識しているポイントはこの5つです。
この取り上げたことは、
少し大きくなった思春期のお子さんも
そして、
大人も同じことが言えますよね。
みんな違うテンポで、個性があります。
その個性を良い方向に伸ばして、
親子共に楽しく過ごせるように
意識して活動をしています。
子だけでも、親だけでもなく、
親子共に心地よく過ごせること。
来た人みんなが同じ気持ちになることは
難しい時もあるけれど、
気持ち一つで変わることもあります。
明日は、tempoのなかでの
小さなお約束をお話ししたいと思います。
長い文を読んでいただき
ありがとうございます。
届く方に届いてくれたら嬉しいなと言う想いと、
こうして質問を投げかけて
もっと奥深くtempoのこと
私のことを知ろうとしてくださる方の存在が
私のエネルギーになります。
いつもありがとうございます。
