みなさま、お疲れ様です。
今日は、私用があり隣町の
眼科に行かなければならず、
長時間待つだろうなと思っていたので
まだ読んでいなかった本を持っていきました。
読み始めたら、楽しくて止まらず
無我夢中で読んでいました♪
このお話は今、私が事業の中で、
こどもたちに表現の分野を意識して
実践していることに似ていて、
こどもの家で
種まきをするときに意識していることも
共通することだなと思い
紹介をさせていただこうと思います。
その本のタイトルは、
「13歳からのアート思考」という本です。
1番伝えたい結論の部分は、
アート作品とは、
見えてる部分が結果ではなく、
その作品が出来上がるまでの、作者の
想いや考え、作り上げてきた時間で、
出来上がっていること。
その部分は目に見えないけれど、
想像し、頭や心で感じさせることが
できるもので、それが出来てこそ
アート思考が身につくということ。
例えば、たんぽぽに例えると、
黄色く咲いている花の部分が
作品だと思われている人が多く、
見えている部分だけが作品だと思っている人が多くいます。

ですが、地面の下には
大きな根っこがあり、
その根っこがないと、作品は
生まれないのです。
今、なかなか花を
咲かせられていないときも、
この根っこの部分にある探求の種、
そして興味の種に時間をかけて、
地下の深掘りをしていくことで、
花はいつ咲くかわからず、
例え、それが周りのみんなよりも
遅かったとしても
あとですごく魅力的な花を
咲かすかもしれない。
オリジナルの花かもしれない。
だから、大人が与えられるのは、
地下の世界の
根っこの部分に愛を注ぐことで、
興味の種がぐんぐん伸びるように、
地下の世界をたくさん
広げていけるようにすること⭐︎
その本の中には、
図工から美術になるときに
苦手になる人が多いことなども
描かれていて、なるほど!!
と実体験も浮かびながら
共感する興味深い内容でした。
かつて、アーティストたちは、
見たままの姿を、景色を書くことが
プロだと言われ、評価されていました。
でも、あるものがこの世に生まれてから
それが一変したそうです。
みなさんは、その
あるものが何だかわかりますか?
あるものが、この世に生み出されてからは、
今まで描かれていたアート作品の
評価の視点や価値が一変して根っこの部分が
注目されるようになったそうです。
“あるもの”は、
明日のブログで書こうと思います。
モネの睡蓮のとき というこの絵。
10秒この絵を見つめて、

大人は、その絵をじっと見る人、
近くにあるそのあの紹介の文を
じっと見る人に分かれるそうです。
そして、絵と文字が
合っているかどうかの
答え合わせを自然としてしまうそう。
子どもに同じもことをすると、
「カエルがいるね」と
言い出す子がいました。
え?と思い、さっきの絵を見返します。
見返してもカエルはいなくて、
「どこにいるの?」と聞くと
「今、この水の中に潜っているところだよ」と言うそうです。
こどもたちはその目の前の絵から、
想像する心を、自然と持っていて
見えないものが見えてくる
本物のアーティストだと
書かれています。
それは残念ながら、大人になるにつれて
次第に消えてしまう人が多いそうです。
私は、何が出来るかな?と考えた時に
こどもたちにこれからも、
カエルを見つけられる人になってもらいたいなと、思います。
その目の前の見えている部分よりも
もっと深い見えない部分を
感じて想像する経験をたくさん
して欲しいなと思います。
そのためには何をしていったらいいか
考えさせれるきっかけになりました。
たとえば、芸術に触れる機会があれば
この絵の中には、
誰がいると思う?と一緒に話したり、
見えないものを探して
お話を作ってみるなど、
一つの絵やキーワードから
広げられるものはたくさんあると思います。
根っこの部分の地下の世界を
どんどん深掘りし、そこに熱中出来る
環境や時間をたくさん作ってあげたいなと思い
この本の紹介をさせていただきました。
あるものは明日書きますが、
とても面白い本なので、みなさんもぜひ
読んでみてくださいね♪