普段、やって欲しいことがある時に
なぜこんなに話が入らないのか?と
思う時はありませんか?
家を出る前に急いでいる時に、
洗い物をしたい私。
「靴下履いておいてね。」
そう言って息子は履いた試しがなく、
そばにいても、
「これ片付けようか」
そう言っても次のことや
周りにあるものが気になり
履くことや片付けることを忘れてしまう息子。
5回以上言っても指示が入らない息子に
どうしたものかと、
お互いがストレスなく
しんどくならずにできる方法はないかと、
色々とわたしが試したお話です。
結論は、”ボイスチェンジ”です。
わたしが見つけた
息子に合う声掛けの方法は
ママの声ではない息子の好きなキャラクターになりきることでした。笑
好きなものにはとことん
のめり込むタイプの息子。
好きなキャラクターになりきったり、
セリフやその時の情景、
周りの動き、全てを覚えています。
私がある日、「ねぇねぇ
ひろすみくん!この靴下って
ひろすみくんの?今から履く感じ?」
と、そのキャラクターになりきってみました。
すると、ハッとこっちをむき
「うん!そうだよ!
ひろすみの靴下だよ。見ててね!」と
なんてスムーズなのでしょうか👏
私がキャラクターに
突然なったことに驚きもせずに
「靴下履いててね。」という
ママの声には無視だったのに
大好きなディズニーの
インサイド・ヘッドのよろこびの声で
言うと、普通に返してきてくれて
ビックリ!🤭
この子は、物語にしてあげると
スーッと言葉が入るんだなと思いました。
その後も、頼みたいことがある時、
自分でやって欲しい時、
ちょっと失敗してめげてしまった時に
よろこびが出てくると
嬉しそうに、たくさん自分の感情の
言葉が出てくる出てくる!
こちらの都合で、やって欲しい時だけ
指示するということを辞めて
この子の世界に合わせに行って
指示が聞いてもらえる関係性を作ることは
とても大切だなと感じます。
tempoでも、この子はどう伝えたら
どういうシチュエーションだったら
言葉が入りやすいかなと
こどもたちの様子を様々な角度から
観察しています。
自分の話も聞いてもらえる安心感だったり、
自分に寄り添ってくれている
嬉しい気持ちがあるからこそ
話を聞いてくれるのもあると思います。
この人と話すと楽しいから
ちょっと聞いてみようかな!とか、
楽しいから話してみようかなとなりますもんね!
小さい時にも、指示が言葉では入らず
歌にするとスッと入っていました。
ハッと顔を見てくれるあの瞬間。
保育園などでもありますよね。
この先生のお話は聴くのに。。とか。
こどもたちは、
きっと、シャワーのように言葉を浴びせられると
水がそのまま流れていくように
入ってこなかったりするのかもしれません。
そこで声が変わったり、人が変わると
ハッと、咄嗟に見ちゃう!
聞いちゃう!みたいな感覚だと思います。
ボイスチェンジは、
家に1人しかいない時には難しいので
わたしはキャラクターに
なりきってみるという方法を試しました。
息子は、わたしがよろこびになると、
たくさん話しかけに来てくれるし、
お話も聞いてくれるし、
自分から保育園での出来事や
今日の嬉しかったこと、嫌だったこと
たくさん話をしてくれています♫
その子の今の興味、伝え方
シチュエーションをどうしたら入るかを
よく観察して、
ボイスチェンジしてみる方法は
ハッと目線が合う瞬間に出会えるかもしれません。
そのお子さんにとって
どんな方法が入りやすいのか
子どもの気持ちや目線に
歩み寄ってみること、
とても大切だなと思っています。
明日は、聞いて欲しい話をする時の
シチュエーションについて書きたいと思います。