こどもの家にいると、こどもたちが
自己選択したものは、集中力が高く、
長く続くことを感じています。
こどもの家では、活動がたくさん置かれた棚があります。
その棚の中から、こどもたちは
自分で活動を選んでいます。
それが、今のお子さんの発達にマッチしているかどうかをみるのが
わたしのお仕事です。
その活動を一度、大人がゆっくりと見せると、こどもたちは、習得して
何度も繰り返し挑戦しています。
これが選んだものと発達がマッチした時に起こることです。
大人はその時はもう黒子。
離れたところから見守っています。
こどもの家の主体は子どもたちです。
自分で選んだものが今一番
興味のあるもので伸びるものです。
もし、今の段階では早いものだと、
そのお子さんの今にあったものを
出しています。段階を踏んで
出来た!を体感してもらっています。
集中モードにはいると、大人の姿は
見えないくらい、長いこと集中している姿によく出会います。
誰でも、大人でも
「やりなさい!」と言われたら
やりたくないですよね。笑
楽しくないですよね。
自分で選ぶから、やり遂げてみたい!
小さな探求者たちが生まれます。
集中しているときの子どもたちの顔。
息してる?周りの声聞こえてる?
それくらい邪魔をしてはいけない空気と
横顔に大人の方がハッとさせられます。
自分で選ぶから、自分で決めるから
自分で終わりも決められるのかなと思っています。
同時に、そこで出来なかったら、
気持ちがめげたりもしてしまうので、
小さな出来た!スモールステップを
大切にしています。
集中から溶けた後の、
ハッと我に戻る子どもたちの顔。
すごい集中です。自分で選んだものが
納得して終われるって嬉しいし、
満足した顔を見て、すごく充実して
心が満たされているのを感じます。
自己選択が生む集中は
大人の想像を超えて来ます。
その満足感、幸せと感じる心が
子どもたちにたくさん生まれますように。