一年の終わり。
たくさんの感情と向き合いながら
一年の終わりを迎えた。
一年間、守ってくれていた
神棚のお札のお取り替えをしました。
良い空気の中でこそ
こどもたちや親子の
心地良さが生まれます。
感謝の気持ちを込めて、
お部屋をきれいにしました。
ここでたくさんの笑顔が生まれたなぁ。。
自分の中で振り返っていました。
今年も
いろいろなことがあったけれど
やっぱり父のことが一番大きなことでした。
父のお葬式までは、二週間近くあったので
メモリアルを作ろう。と決めて
朝方まで父の人生を振り返られるものを作れたのも
周りの人の力を借りながらできたこと。
小さい頃から全国を飛び回る企業の講師をしていた父。
家にいない方が多かったけれど、
家族といられる短い時間の中からたくさんの愛をもらって
形にして残してきてくれたから
今も宝物が沢山あります。
私がアトリエを作ったきっかけも
幼少期の父との思い出から。
いつも父の背中を見て、どんな姿になろうとも
最後までカッコ良いなと思わせてくれた父の背中。
出版してきた本を見ながら、並べながら
あの時の言葉は、
あの時のあれは、といなくなってからも
たくさんのメッセージをもらっていて、
お葬式では、名前を聞いてびっくりするような
大手の会社の社長さんが
先生にはお世話になってと、挨拶をしてくれ
何も知らなかったなと。
こんなに父はすごい人だったんだなと思い知りました。
ずっと文を書いているような人。
小さい時から
残してきてくれたノートは今でも宝物。
父の書籍のコーナーを設けたら、お葬式に来てくれた方が
もっと話をお聞きしたかった。
すごい方だったんですね。
ご自身のこと語られないから知らずにいました。
講師をされていたなんて、研修を受けてみたかった。
本を買いました。と嬉しい声をたくさんいただきました。
父の人生の最後を
メモリアルコーナーとして
作り上げることができてよかった。
心から思いました。
私からみた父、姉から見た父。
母からみた父。そんなメッセージも
加えました。
そして、父の闘病中から孫たちや
私たちに見せてくれた父の姿。
棺に入ったじぃじの姿をみて、
孫たちが、
「なんで止まっちゃったの?」
「なんで動かないの?」
「なんで閉じ込められてるの?」
「1人でかわいそう」
そんなことを言いました。
この言葉を聞いて、徹夜で
2つの物語を作りました。それも一緒に
飾らせてもらいました。
見てくださった方から
とても嬉しいお言葉をいただいて
父の娘でよかったと思いました。
そして姉のこどもは
ずっとその本を持って帰る!と
内容まで全部覚えて
何度も何度も読んで!と持ってきてくれました。
葬式の最後には、
娘たちから最後の言葉と突然振られた時にも
スラスラと言葉が出てきて、
私は、父としての人生を35年間しか知らなかったのですが、
こうしてお集まりいただいた方から聞く父の姿や
遠くから駆けつけてくださる親友、会社の大切なお客様から
お聞きする父になる前の人柄などから、
父という、1人の人間としての人生を見せてもらった気がしました。
そんな言葉。
こんなにも愛されて、こんなにも人から慕われ
家族からも愛されて
生まれ変わっても父の娘でいたい。妻でいたい。
そう思わせてくれた父を心から尊敬しています。
父は言ってくれました。
私と出会えた子どもたちは幸せだろうなぁ。と。
私の文章は、お父さんからしたら
文法もめちゃくちゃだけれど伝わる文章だ。
そう伝えてくれていた言葉たちを
大切にこれからも頑張っていこうと思います。
小さい頃から、これだけは
大切にしなさいと言われることはちゃんと
無意識の中に受け継がれて
どんな場所でも頑張れているのは、小さい頃から
もらった愛や言葉がたくさん自分の中にあるから。
そんなことを頭の中で、心で浮かべながら
一年の終わりに振り返りました。
知らないところにきて よく頑張ってるよね。
そう言ってくれる人に どれだけ救われてきただろう。
今でもわたしを支えてくれているのは
そういう温かい言葉や行動をして
直接、伝えてくださる方々。
大切にしていきたいです。
血の繋がりがないのに、
身内でもないのに
寄り添ってくれて、
温かさをくれる人に出会えたことが
私の人生の中での宝物。
大切な人がまた種子島から去っていく春。
それまでに、そしてそれからも
続いていくご縁がどれだけ作れるだろうか。
いつも私を動かす原動力は想い。
父の人生の最後から見せてもらった景色。
そこから、逆算したときに
自分は何を大切に生きていきたいか
このままで良いのか色々と考えさせられ、見せてもらった。
大変な状況のなかでも、
不安定な感情のなかでも
頑張ることが出来たのは、関わってくれた
さりげなく支えてくれた方がいたおかげです。
今年もお世話になりました。
自分の基盤が固まった年。
これからも” 自分らしさ “を大切に
種子島に来て6年目。
息子と一緒に、歩んで行きます。
息子が
母の奮闘記をいつか見てくれたら嬉しいな。そんな想いも込めながら
これからもめちゃくちゃかもしれない
文を残していきます(笑)
お付き合い頂けたら嬉しいです。
今年も一年、ありがとうございました。
こどもの家 アトリエtempo
うらべあゆみ