転職してからの川沿いの

一軒家のおうちのような保育園。

子どもが主体。

私はここでたくさんのことを

学ばせていただきました。

朝の活動は、好きなことを自分で行い、

お集まりの時間、

まだ活動に集中していると

自分で終わりを決めます。

そしてお集まりは、

お話をしたり、今日の出来事

思うこと、最近あったこと、

活動は、こどもたちのやりたいこと。

そのためにはどうしたら良いかを

自分たちで考えます。

行きたいところがみんな違うと

話し合いに時間がかかる。

遊ぶ時間がどんどんなくなる。

じゃあどうする?

みんなが考えます。

これは、夕方のお散歩↓

咲いていた白つめくさの花を

私の髪の毛にみんながさしてくれます。

「可愛くしてね♡」と言いながら、

私は、子ども同士で、

もめている何メートルか先の

子どもたちの様子を

遠くから見ているところ(笑)

この写真も子どもが撮ってくれました⭐︎

夕方の空は、空模様が変わりやすくて

空の様子に興味を持つ子がいたので、

空の図鑑を一緒に作りました。

お散歩中に、その子が

「この空はもうすぐ雨が降るよー!」

「みんなー!ちょっと早くあるこう!」

と言って本当に雨が降ったこともありました👏

子ども博士がたくさんいて、

音楽が好きな子は、リトミックのような踊りをみんなに教え始めてくれたり、

その子のお母さんは音大の先生でした。

熱の入った小さな先生たちに

みんなは途中から飽きてしまい

それでも、どうしたらみんなが

やってくれるか試行錯誤考えてみたり、

突然、男の子たちの

ファッションショーが始まったり♫

くじ引きをみんなで作り始めて

景品まで異年齢の子どもたちで

段取りを組んで自分たちで作り出していたり、

一つの事を決めて、

やり遂げるまでの様子をずっと

少し離れたところから見て私は、

ドキュメンテーションを作ったりしていました。

もちろん一筋縄では行かないこと

途中に揉めたりもあるけれど、

大人は黒子!笑

“必要とされた時だけ手を差し伸べる。”

少しだけ。

ある日の土曜日。

何もしたくない!とお家から

不機嫌で来た子。

2階の部屋で、私が活動の準備をしていると

「算数やってるんだよお家で。」

「でもさ、、」と悩みを話し出して、

私がアイスの棒を渡すと、

その棒を使い、1人で

何かを作り始めました。

夢中になって、

いつのまにか

ニコニコご機嫌になっていました!!

ボイスチェンジが必要だったりする時もあり、

ずっと同じ先生でなくて、お母さんでなくて

ふとつぶやいた先生の言葉が

スッと入ったりすることもあります。

“あぁ、今この子は何か事情があるんだろうな。”

言葉にはしないけれど

大人同士が察し、意識を向ける。

そんな環境に、

こどもたちが心から

安心しているのがわかります。

その子のお母さんは、

私がその子の様子をお話しすると、

よく泣き出していました。

ベテランの子育てをしている主任が

あのママにはあゆみさんの言葉が入るし、聞いて欲しいと思うからと、

いつもそのママのお話を聞いていました。

今ではものすごく

そのお母さんの気持ちがわかります。

でも、あの時、子育てもまだしていない頃、

何ができるからわからなかったけれど

私がして来たことは

間違ってなかったのかもしれないとも思っています。

お母さんにとってはきっと

大切な場所だったのかもしれない。

そう思えたのは

最後にくださった言葉やいつも

伝えてくれていた言葉からでした。

話は変わって。

12月のお集まりで読んだ絵本。

「クリスマスはみんなプレゼントをもらうね。」

絵本で他の国の子ども達のことを知りました。

貧しい国のことを知った子どもたちが

「何かできることはないかな。」

「プレゼントももらえないから何かしてあげたい」

自分たちから言い出しました。

そこで話し合って決まったのが、

自分たちの焼いたクッキーやふりかけを

お母さんたちに買ってもらって夜ご飯にする。

そのお金を寄付するという流れです。

そんな他者を思いやる気持ちは

“自分が幸せであること。” から

生まれてくる感情なのかもしれないな。

もらうクリスマスの喜びを知っているから

“誰かを幸せにしたい。”

“持っているものを分けてあげたい”

“自分の出来ることで誰かを幸せにしたい。”

そんな気持ちが生まれるのかもしれないなと

子どもの姿や発言からたくさんのことを学ばせてもらった園でした。

そんなこどもたちの

ありのままの姿をふと思い出し

書いてみました。

こどもが主体。

いつも意識していたいことです。