9年前の卒園児のお母さんから、

お便りが来ました。

卒園した思い出の園で職業体験をしました。

色々と思い出すようです。と

連絡を頂きました。

私たちが過ごした園に

8年ぶりに訪れたそうです。

当時のこと、私もすぐに取り出せるくらいよく覚えています。

一人は、何かあればすぐに逃走してしまうけれど、物語を作り出すと止まらない子、

一人は、マイペースで絵が上手でみんなに気にかけてもらえるような子。

卒園してからも、お母さんが節目節目に連絡を下さり、近況を報告してくれていました。

そんなお母さんがいたから、今もこうして成長を一緒に喜び合うことができています。

コロナがきっかけで、学校に行くのが難しくなってしまったとき、

私はちょうどその頃、全国の不登校の子どものオンラインカウンセラーをしていて、

お母さんから相談を受けました。

小さいときから見えていた

本来の個性や特性を活かして

何か壁にぶつかった時も、その視点からの何かヒントが見つかるかもしれないと思いました。

東京に行った際に、久しぶりに話をして、見せてくれた笑顔、話してくれる言葉が嬉しくて、あの時の先生から更新出来たような気がします。

幼少期に見てくれていた先生で終わらずに、継続的に成長を見守れるこの繋がりが

とても嬉しくて、

時として、親ではない、身近なまわりの大人ではない人の言葉が

スッと入る時があるのかもしれないなとと思いました。

小さい子でもそうですが、ボイスチェンジ。

どのタイミングで、誰に言われるか。

同じ言葉でも違うし、場所や言葉の温度でも変わる。

もしかしたら、それは自分の近場ではなく、

自分の世界と少し離れた、視野を広く

持った人との出会いかもしれない。

でもそうやって一つある心の居場所が

自分の心の支え、原点になるのかもしれないなと、思ったところです。

思春期の自分を思い出します。

tempoでも不登校のお子さんや

居場所作りのコースがあります。

主にわたしの活動準備を一緒に行ったり、好きなものを持ってきて

活動したり、一緒にものづくりや

試作を行っています。

どこに身を置くか、誰と出会うか。

特に、思春期に心がのびのびと育つのは

学校でも家でもないサードプレイスと呼ばれています。

気になる方は、

DMでも大丈夫です。ご連絡くださいね。

話を戻しますが、繋がりって

本当に宝物で、

お母さんが伝え続けてくれたから

もうすぐ卒園して10年経ちますが

今もこうして大きくなっている姿を見られる。

時々、あの時の あの子はどうなったかな?

どんな風に成長したかな?と

思い出す時があります。

でもこちらからはその後は

見えず、わからずで、

そこで記憶は止まってしまいます。

この卒園生は、いつかこどもたちだけで

種子島に遊びに来たいなぁなんて

お話してくれているようで嬉しいです♫

繋がりで思い出すことをもうひとつ。

昔、静岡で旅行業務のお仕事をしていた時、厨房で調理をしていた友だち。

SNSの投稿でつい3週間くらい前に

ちょうど投稿をしていました。

棺桶師に転職したことは知っていて、

日々のお仕事の内容や想うことを載せていました。

その投稿の一部に、命の終わりがきても

“耳は最後まで聞こえている”という言葉が載っていました。

すごく心に響きました。

今回、父のことがあってから、わたしがすぐに飛行機に飛び乗ったのも

この言葉があったから。

そのことをお伝えし、お礼を言いました。

父の葬儀までは時間があり、

その前にと、棺桶師さんから教えてもらったことがあります。

棺桶師として、ご家族にしてもらえると嬉しいこと、人生の最後をこういう気持ちで送り出したいという想い。

これもまた後日、投稿にしますが、

こういった今も繋がっているご縁が

ある時、自分の今にメッセージをくれるんだなと思いました。

ご縁を繋げていくこと。

感謝を忘れずに繋いでいくことは

慌しい日々の中では難しいけれど、

とても大切なことだなと、ただ

SNS上で繋がっているだけでなく

言葉を交わし合うことでとても、

貴重なお話をいただけて

人生の中での究極の悲しみの出来事を

乗り越えることができました。

とても尊いお仕事ですね。

種子島に帰ってから改めてお礼をお伝えしました。

生きてれば、

誰しもが通る道を手助けするお仕事ですのでやりがいを感じています。

お父様は見送れたことですし、

後は自分が後悔しない人生を送る番です。

頑張ってください。

そうお返事を返してくださいました。

その言葉はとても、重みもあり、

温かく、エネルギーが出る言葉でした。

長くなりましたが、人との繋がりが

きっと自分の人生をより濃く深いものに

してくれることを感じています。

大切にしていくにはどうしたら良いか。

慌ただしい日々だけれど、

慌ただしい日々だからこそ、

いま出来ることはなんだろう?

日々、感じることが多く学びの毎日。

そんな毎日がとても幸せです。