2024年11月4日、

大切なお祝いの七五三イベント。

今まで、様々なイベントを開催してきましたが、

1つのものを作り上げていく中で、

そこにかける” 想い ”を大切にしてきました。

今回の七五三イベントも、

そんな気づきのきっかけをくれたメンバーと

大切に1から作り上げてきたもの。

テーマと着地点を決めて、

そこに向かって準備するそれぞれの時間が

とても心地良く、

信頼しているからこそ任せられて

気持ちの良い終わり方が見えている、

私にとっても1から

仲間と作り上げるイベントは初めてでした。

そして、このイベントに来てくれるのは

私の1番最初に行っていた

のぐっちゃんの店の時から

頻繁に来てくれている大好きなご家族。

とても迷っている事情も、

全部話をしてくれました。

私の父の状況と似ていて、

実現させたい!!強く思い、

イベントを作り上げていくなかで、

強いエネルギーになっていました。

イベント前夜、構想を練って、

休憩には体がゆるむ温かいスープが必要♪

どんなスープにしようかなと考えながら

眠りにつき、なんとなく早く起きてしまい、

携帯をチェックすると、実家の母から

「父の呼吸が浅くなっているから

今から施設に向かいます。」と。

「今日か。。」と思いました。

そんなことから始まった1日でした。

支度をし、tempoへ向かう車の中

様々なことが頭をよぎり、

ぐるぐると、心もドキドキしていました。

tempoにつき、神棚の水を取り替え、

今日も1日、子どもたちの笑顔と

幸せがたくさん生まれますように。

手を合わせた後、メンバーが到着し、

事情を話しました。

ただ、抱きしめてくれたその温度が

温かくて心がスッと軽くなり、

もう一人到着し、朝いちばんに

真剣な顔で伝えてくれたその一言は

ずっと忘れない表情です。

「行きな。こっちのことは

大丈夫だから、行きな。」

その言葉がどれだけ心強かったか。

でも、私は行かないと決めていました。

父のいう言葉がわかっていて

「目の前のことを頑張りなさい」

そう言うのがわかっていたし、

目の前のことを私が頑張っていれば

父も頑張ってくれる。

その意識の部分での繋がりを

わかっていたから。そして、

今まで後悔したくない。

その想いから何度も父に会いに

帰っていました。

最後の瞬間に会えないことだけが

後悔じゃないと思っていた。

そんな思いを伝えたら、

「よし!!!決めたなら頑張ろう!

やるよ!」

今でも思い返すだけで、

涙が出てきてしまうくらい温かくて、

強く、優しいメンバーに支えられ

スタートした朝でした。

赤ちゃんの頃から、着ていた産着。

それはおばあちゃんが買ってくれたもの。

そんなエピソードを聞いたみゆきさんは、受け取った瞬間から

「やわらかい♡」

と、当時の感覚に蘇り、想いも受け取って、チクチクと大切に作り上げてくれました。

絵描きのきみちゃんは、

そこにある人やものの中から 受け取って

描き出すことが出来る作家さん。

見えないものをエネルギーを使って外に

形として生み出していける力があり、「私はヘッドだな。」と、

来てくれる“その子のための”オリジナルアクセサリーを作ってくれました。

それぞれ、同じ場所で進めるわけではないのに、安心して進められる心地良さでした。

みゆきさんがたっつけし作ってくれた衣装のバトンを受け取り、私はtempoで

色づくり。何個も色を混ぜて、これだ!という色を作りました。

色をのせていく日。

2人は以前のイベントで作ったTシャツを着てきてくれました♪

今日は特別な筆!いろいろと試して色づきが優しいものを見つけました。

水の量もこれくらいつけるとこんな風になるね!と伝えると、

わぁ!という顔で「前はこんなんだったのにね!」と。笑

少し前のTシャツに描いたものとの違いに笑っていました^^

そんな発言に成長を感じながら、お母さんとも妊娠から出産、

そこからのお話もし、色をのせていきました。思い返し、

私も当時を思い出し、うるうるきてしまう母親としての感情。

その時間がとても価値のあるもので、尊いなと思いました。

そんな想いから1つの物語を作りました。

スラスラとかけた物語。気が付くと2つ物語を描いていました。

それは、こどもたちに感じてほしい

2つの感情でした。

今回は特別に、美容師をやっていたきみちゃんが着物も着付けてくれてました。

思い出の着物で我が子が着飾られていくその時間。もらい泣きでした。

きみちゃんとみゆきさんとのコンビネーション、2人ともとてもカッコ良くて・・

いつもと変わって、仕事モード!

手の動きも、表情も本当にカッコよく、そんな母の姿を見る我が子たちも

しっかりと母の背中から、自然と感じ取っているのが、素晴らしいなと感じていました。

七五三の練習のときも、こどもたち、

自然と赤ちゃんを気にしてくれたり、

優しい音色の楽器を鳴らして

みんなの空気を明るくしてくれたり、

自分のカメラで写真を撮ってくれていたり、自分のできることを探してくれていたのがとても温かいなぁと

一緒にいてくれること、それがそのままその空間の優しい空気になっていて、

とても嬉しかったです♡

落ち着くとか、癒されるという表現を

よく言っていただけるtempo。

今回も小さい時から来てくれていた子たち。

ありのままでいられる安心感から出る

素の笑顔が本当に素敵でした。

人から出る波動とか、空気の色って、

こどもたちはすごく敏感だから

優しい空間って作り上げるのは難しいんです。

でも意識一つで変わるもの。

tempoの優しい空気と温度は

来てくださる方が作ってくれるものです。

あっという間に着付けが終わり、

わたしの絵本タイム。

真剣に聞いてくれて嬉しかったです。この絵本に出てくる色は

絵の具に使った色に似せて作りました♪続けてもう一つ聞いてほしいものがあります。

お父さんの突然のお手紙にお母さんはビックリ!!何も知らない二人もなんだかニヤニヤ。

お父さんの手紙は愛が溢れていて、会場みんながうるうる。

撮影の愛さんはニコニコしながらその瞬間を残してくれました。

愛さんの写真は、空気感もそのまま映してくれる温かい写真。

tempoの入り口にある息子があけた障子の穴。

その穴を使って、こんなふんわりな素敵写真にしてしまう!!!魔法です。

その瞬間にある空気感に溶け込み、

息をするように瞬間を撮り続け、

物語が見えてくる写真を撮ってくれる愛さん。本当にありがとうございます。

心地良い空間と時間。

着物の撮影が終わり、昼休憩のとき、

父の最後の瞬間を、後悔がないようにと、電話をつないでくれたので沢山の言葉を伝えました。

仲間がいるからその瞬間は、父の最後と向き合うことが出来たし、

伝えている途中に気がつきました。

もっともっと生きててほしかった。

でも・・・

生きててほしかったのは、結局

自分たちの欲だったのかもしれないな。

約8年間の闘病生活、本当に色々なことがあり、1つの本ができてしまうくらいの物語でした。

最後のほうは目も開かず、寝たきりの日々が続きました。

あぁそうか。

おめでとうとありがとうの日。

我が子の成長を心から願う日を選んだんだなと

後から気が付きました。

仲間からのメッセージ。

私がこどもたちに描いたあの物語は、

お父さんからあゆみちゃんにそのまま向けられているメッセージなんだと

聞いていて思ったよ。

ちょうど、シャボン玉をしてみんなの笑顔が溢れていました。

終わって

隣の神社から1人でtempoに歩いている時に、子どもたちの大きな笑い声が響いていて

あぁ私は、こどもたちの笑顔や幸せがたくさん生まれる場所を

種子島につくることが出来たんだなぁ

と客観的に思うことが出来ました。

きっと父が見に来ていたと思います。

選んで来てくれる人がいること、

一緒の想いをもって、こうして大切な日を作り上げることが出来たことも幸せで

色々な思いが巡った日でした。ずっと気にかけながら一緒に過ごしてくれてメンバーも

ものすごくいろいろなエネルギーを使ってくれていたことも、全てに感謝しかない

ずっと忘れることのない一日になりました。

おめでとうとありがとうの日、

元気に育ってくれてありがとう。

育ててくれてありがとう。

朝から色々な感情が巡った日。

化粧もせずに、髪もボサボサで

急いで向かい目の前のこどもたちの

笑顔を作りたい!と想い過ごした日。

せっかくの写真だけれど、

それもまた飾らない大切な思い出。

父へ、そして来てくださり

一緒にこの日を過ごしてくれた方々へ

真逆のことが起きるのも意味があり、

私にとって大きすぎる父のことは

こどもたちの笑顔が溢れる

この日じゃないと

乗り越えられなかったと思っています。

全て意味のあることでした。

選んで来てくださったこと。

人生の大切な節目に一緒にいられたこと

心より感謝申し上げます。